住宅ローンビジネスってなに?儲かるってホントなの?教えて欲しい!
セールストーク、というコトバがあります。店先でちょっと気になる洋服があり、手に取ってみる。身体にあてて、鏡で見てみる。音もなく忍び寄ってくる販売員の、「とてもよくお似合いですよ」の声に、「いやいやそんな…」などと謙遜しながらもまんざらではない気持ちになる。「どうですか、袖を通してみたら?」などとおだてられ、断れなくなり、試着室へ…。扉をノックされ、「いかがですか?」などと声をかけられ、その場で、「ああ、やっぱり着てみたら似合わなかったのでやめておきます!」などときっぱり断れるキャラならいいのですが、「サイズがキツくて入らなかった。似合わなかった」と認めることを自身のプライドが許さなかったり、気が弱くて勧められるまま、備え付けのツッカケなんか履いて、口の巧い販売員のいる表にフラフラ出て行ってしまったりしたら、もう、それはお店側の思うツボ。「わー似合う!」「この服がこれほど似合う人はいないですよ!」「さっきここに来られた方も、この服、手に取られて、試着してみたんですが、サイズが小さくて入らなかったんですよ0。お客さん、スタイルよいですよね!」等々…。褒め殺しにあり、さほど欲しくもなかった、たいして自分では似合うとも思えない服を、うっかりその場の空気に流され、購入し、思わぬ散財の憂き目にあってしまう…。
思い当たる節がある、と言う方。大きな買い物をし、ローンを組むときなど、特に要注意です。
親切にいろいろ言って来ても、販売店側が自分の方に儲けやうまみのない、プランを進めてくる、ということはまずありません。また、双方にとってお得な夢のようなプランなど、まずない、もし、仮にあったとしても、競争率が高く、すでに誰かに奪われているということが多いものです。
不利益なローンを組んで、「何も知らなかった」というだけでは、損失を取り返せません。普段から、冷静な判断力、自分の目と耳で確かめる、ということを念頭に置いて、住宅ローンなどの大きな契約に臨んで欲しいと思います。