住宅購入時、融資を受けて勧められた〝団体信用生命保険〟ってなに?
〝団体信用生命保険〟なるものを知っていますか。名前を聞いたことがあるでしょうか。これはマイホームローンを組むときに、加入を勧められる保険のひとつです。
持ち家購入は、人生の中での一大イベントとも言える、決して安くはない買い物です。数千万という大金を借り、二、三十年かけて返済していくのです。その長い年月の中、安易が起こるか分かりません。一家の稼ぎ頭が、不慮の事故に遭ってしまったり、重い病気のため、高度の障害を残してしてしまったり、万が一亡くなってしまった場合、その後の住宅ローンの残金の返済を保険で賄う、すなわち借金の残金を帳消しにしてくれるというシステムこそが、この団体信用生命保険なのです。
通常ですと、年齢が高くなるごとに、生命保険の掛け金も上がっていくものなのですが、団体信用生命保険の掛け金は、年齢に関わらず一律で、割安になっているのが魅力のひとつ。ほとんどの金融機関が住宅ローンの借り入れの条件として、この団体信用生命保険の加入を義務づけているのだとか。
昨今では、一般的に三大疾病と呼ばれている、「がん」、「急性心筋梗塞」、「脳卒中」についての保障のあるもの、また七大疾病の、「がん」、「急性心筋梗塞」、「脳卒中」、「糖尿病」、「高血圧性疾患」、「肝硬変」、「慢性腎不全」についての保障のあるものなども増えて来ているようです。支払いの条件は、保険によって異なりますから、よく調べてから加入するとよいでしょう。