インフレによって今後どう変わっていく?貸し金の金利、限度額

現代の日本は、近年例を見ないほどのデフレ経済をばく進中なのだとか。
ところで、デフレとはどういうことか、というと、物価が低い、ということなのですが、「モノの値段が安いのはありがたい!暮らしもさぞかしラクであろう」などと考えるのは早計で、モノの値段が安いということは、連動して、賃金の値段も低いということ。賃金の低さにモノの値段が見合っていればいいのですが、…そういうわけにも行かないのが実情のようで、暮らしはここ数年来にくらべて苦しくなった、と感じている人が大勢いるようです。
しかし、このデフレ。けっしてデメリットばかりではなく、メリットの面もあるのです。
ここ数年来、低金利の時代がつづいています。と言うことは、お金を借りるにはもってこいの時期ということ。マイホームや高級車の購入を考えている人は、ローン契約をするとたいへんお得です。
しかし、このデフレ傾向はそう長くはつづかない、というのが大方の専門家の考えです。
では、日本経済がインフレに傾きだしたら、どうなるのでしょうか。金利は当然高くなるでしょう。それを見越して、今、相場より多少高めでも、固定金利でのローン契約を結んでおく、という選択もあるかもしれません。
またインフレによって、貸し金の限度額に変動はあるのでしょうか。今現在の貸金業法では、年収の1/3までしか融資が受けられないということになっていますが、インフレに乗じて給料自体がベースアップするならば、借り受けできる額もアップする可能性はあります。ただし、インフレによって、貸金業法自体が見直される場合もあるので、その限りではありません。

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